ごあいさつ
私たちは、兵庫県の阪神地域を中心に活動している和太鼓チーム「鼓心太鼓」です。
1995年の阪神・淡路大震災。そこで破壊されたのは、多くの家屋やビルなどとともに、地域に蓄積された「心」であったと思います。しかし、モノは壊れても人がいる限り「心」は失われませんでした。復興にあたって力を発揮したのもまた「心」でした。日本全国からの多くのボランティアの方々のご協力とともに、被災した私たち自身が復興に努力する中で、改めて「心」の絆の大切さを感じたのでした。
あれから17年。時代状況が変わる中で、さまざまな問題が私たちの社会をとりまいています。ふたたび「心」を大切に思うべき時代になってきているように思えます。
私たち「鼓心太鼓」は、その名のとおり「心」を大切にしたいと思っています。「心」が悲鳴を上げている時代の中で、「心」をこめて太鼓を打つ、そしてその響きが人の「心」に伝わり、「心」を大切に思う気持ちが拡がっていけば、私たちとしてもこれにまさる喜びはありません。
どうか聴いてください。「心」をこめて打つ「鼓心太鼓」の響きを…
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